シートのロス(原料ロス)を無駄なく生産する為、真空成型(真空成形)加工と自動トリミングを行い同時にシートの粉砕工程迄、一貫したプラスチック容器の自動生産を行っております。
環境対策、ゴミ対策、環境に調和した生分解性プラスチックは穀物の澱粉が主原料で微生物により分解され水とCO2(二酸化炭素)に成りダイオキシンや有害物質は発生致しません。
低公害容器、導電性トレー、ブリスターパック等の製品開発にも取り組んでおります。
当社は大阪市内でプラスチック容器やブリスターパックなどの真空成型(真空成形)を長年手掛けながら技術開拓に取り組み続けております。
マツバ技研では準クリーンルームの設置しております※。 食品トレーの場合は、食べ物(食品類)の容器であり、ゴミ、埃、抜きカス、小さい虫、毛髪、油等付着は禁物です。工場内への入室時は、毛髪のブラッシングを20回して二重構造の作業服を着用して静電気が起きないよう、電着帽を被りその上から頭巾を装着します。エアシャワー室の中で身体を3回転させその後、粘着ローラーで2人対面でかけるか全身鏡の前でローラー掛けを行います。 原材料の搬入も二重扉内でゴミ、埃、を除去して殺菌灯で20分間保管した後に搬入室を通り工場に入室します。 真空成形(真空成型)データに基づいて流し初めのテスト品と本番品を区別してテスト品は全部廃棄処分して本番品のみ抜き作業にまわし移動刃で抜きズレが無いことを確認しながら作業をします。成形品の四面体を目視で検品し、集塵機を通して袋詰め箱詰めを行います。
マツバ技研工業のクリーンルームのクラスは、100~100,000(ISOクラスのClass5、6)です。薬品、食品工場レベルの製造が可能な清浄度のクリーンルームです。クラス規格は、国際統一規格であるISO規格に移行されておりますが、米国連邦規格は、1立方フィート(約30㎝四方の箱)の空気中に含まれる0.5㎛以上の大きさの粒子の数でクラス分けされています。たとへば、0.5μm微粒子が1立方フィートの空間に100個以下の場合はクラス100となり、0.5μm粒子が10,000個以下の場合はクラス10,000となります。工場内気圧コントロール装置により清浄度を保っています。
マツバ技研では、異物除去装置、金属探知機を導入し、製品への異物混入リスクを回避しております。
プラスチック容器において品質管理は重要で、生産、製造管理を行い安心・安全な製品を提供に努めております。
食品用トレー・電子部品用トレー・医薬品用トレーなどにおいては、異物混入除去は欠くことのできないで品質といえます。2021年6月、HACCPが採用され一段と厳しくなりました。マツバ技研工業では、除電、除塵機能を備えたイオン除塵エアーを内蔵した脇坂エンジニアリング(株)制DM-1型式の異物除去装置を導入しており、製品の中に混入した抜きカス、毛髪、ゴミ、ほこり等を除去しております。
食品、医薬品、衣料品、化学原料の製造、加工工程において異物の検出はPL法やHACCPの普及から極めて重要なテーマになってきております。被検査品内の異物の検出し、異物混入を未然に防ぎ商品の品質を高めるため、人体への危険性が高い金属検出を行うニッカ電測製のNA1-B400-CS型式を導入しております。
本装置は、電磁波が照射されて金属が混入した商品が通過すると電磁波が変化を起こし金属を高感度に検知します。タッチパネル採用した機器で、操作性もよく迅速で的確な検出作業が可能です。
食品トレー成形工程 | PETの自動パンチャーと集積 |
自動トリミングの集積 | 異物混入の除去 | 自動粉砕機の工程 |
製品によっては、素材などの兼ね合いで、手作業で作業を行うものもあります。
より良い製品を造るためあらゆる分野の設備が揃っています。
お客様の要求に対し今後も100%答えられる様、改善を進めてまいります。